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無題

「僕達がやりました」最終巻を読む.
ものすごくハードでリアルな物語であった.
過失とはいえ大量殺人を犯した主人公たち4人は結局、公的には罪に問われることなくその後の人生が続くという結末は、物語的因果応報のドラマのない点でリアルで恐ろしい.
終盤、主人公が無差別殺人の標的になるもたいした怪我もなく済んでしまうというあたりに作者の意図が明確で、ここ数年新しい小説を読んでいないので断言できないところだが、革新的な作品であった.

ふと思い出したのは西丸震哉氏の本で他人を面白半分で呪い殺した人物が、その後社会的に恵まれない後半生を送っているという話である.

「僕達がやりました」の作画は「ヤンキー塾へ行く」とその続編「塾生碇山くん」でこれは素晴らしい名作なのである.
細かいことだが碇山くんの英語指導法が絵空事ではなく実際に使えるという点も評価できる.
日本文学の最先端は漫画なのかもしれないと思うのだが、その漫画すら読まない子供が多いというのはさみしい話である.


by count-zero-y | 2017-04-06 22:46 | 文学 | Trackback | Comments(0)
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