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無題

「牛を屠る」佐川光晴
図書館で借りて一日で読む.
とんでもなく面白い本であった.
肉(魚も含む)を食うということを考えていて狩猟関係の本などで解体の仕方などを読んだりしてみたのだが,これを職業とする立場から書かれた本を初めて読んだ.
屠殺業というけれども実際は死んだ牛または豚を食物に加工する作業を意味しているわけであり,日本においては賤業と見なされていた.
なにが賤業かという問題は難しいからまとまったら書くけれどもヨーロッパにおいても豚の屠殺業はユダヤ人が担っていたという文章を読んだこともある.

宮大工や刀鍛冶に並ぶ高度な職人技術があったことを知ることができた.
改めて賤業というものがそもそも存在しないということがよくわかる本であった.
いやむしろ政治家やら官僚こそが賤業と呼ぶにふさわしいのではないか.
江戸時代の士農工商でも商が下なのは「右のものを左に移す」仕事だから下とされたわけで,選挙で俵を集めることを仕事とする政治家は最低偏じゃねえか.
by count-zero-y | 2015-03-29 23:30 | 文学 | Trackback | Comments(0)
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